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結論:凍結・積雪路面の事故は全体の1.5%、でも重大になりやすい
警察庁の交通事故統計オープンデータ(令和7年(2025年)・本票)で、人身事故287,023件を路面の状態別に集計しました。 路面が凍結または積雪していた事故は4,388件(約1.5%)で、件数は多くありません。ところが、人身事故のうち死亡事故になった割合は、 凍結・積雪路面が約1.50%、乾燥路面が約0.85%で、約1.8倍でした。
| 路面状態 | 人身事故(件) | うち死亡事故(件) | 死亡事故の割合 |
|---|---|---|---|
| 乾燥 | 246,952 | 2,087 | 0.85% |
| 湿潤 | 35,397 | 316 | 0.89% |
| 凍結 | 2,347 | 36 | 1.53% |
| 積雪 | 2,041 | 30 | 1.47% |
死亡事故は、事故から24時間以内に死者が出た事故です。路面の状態は、事故が起きた 時点のものです。速度や道路の種類など、ほかの条件の違いも影響している可能性が あります。
いつ多い?冬の約97%が12〜3月に集中
凍結・積雪路面の事故を月別に見ると、12月から3月に集中しています。 この4か月で、全体の約97%を占めます。
| 月 | 凍結・積雪路面の事故(件) | 割合 |
|---|---|---|
| 10月 | 11 | 0.3% |
| 11月 | 133 | 3.0% |
| 12月 | 1,076 | 24.5% |
| 1月 | 1,197 | 27.3% |
| 2月 | 1,619 | 36.9% |
| 3月 | 352 | 8.0% |
4〜9月は件数がごくわずかなため、表から省いています。月は事故の発生月です。
どこで多い?北海道が全国の約41%
都道府県別に見ると、件数が最も多いのは北海道(1,796件)です。北海道だけで、全国の凍結・積雪路面の事故の約41%を占めます。雪の少ない東京都でも27件あり、雪が降った日には、降雪地域以外でも事故が起きています。
| 順位 | 都道府県 | 凍結・積雪路面の事故(件) | その県の人身事故に占める割合 |
|---|---|---|---|
| 1 | 北海道 | 1,796 | 21.2% |
| 2 | 青森県 | 378 | 16.8% |
| 3 | 山形県 | 294 | 11.8% |
| 4 | 新潟県 | 162 | 6.4% |
| 5 | 長野県 | 159 | 3.5% |
| 6 | 宮城県 | 138 | 3.7% |
| 7 | 福岡県 | 135 | 0.8% |
| 8 | 富山県 | 123 | 6.4% |
市区町村別:凍結・積雪路面の事故の割合が高い自治体
人身事故が50件以上の市区町村について、事故のうち凍結・積雪路面で起きた 割合が高い順に並べると、上位は次のとおりです。
- 青森県 黒石市:36.4%(人身事故55件のうち20件)
- 青森県 五所川原市:33.3%(人身事故90件のうち30件)
- 群馬県 みなかみ町:31.5%(人身事故54件のうち17件)
- 北海道 小樽市:30.3%(人身事故122件のうち37件)
- 北海道 岩見沢市:29.1%(人身事故134件のうち39件)
- 北海道 旭川市:28.7%(人身事故519件のうち149件)
- 北海道 滝川市:28.4%(人身事故67件のうち19件)
- 北海道 北広島市:23.9%(人身事故138件のうち33件)
- 北海道 北見市:23.9%(人身事故113件のうち27件)
- 北海道 石狩市:23.5%(人身事故119件のうち28件)
上位100自治体の一覧は凍結・積雪路面の事故ランキングで見られます。
冬の運転で気をつけたいこと
- 冬用タイヤの準備。多くの都道府県の規則で、積雪・凍結した道路を走るときは、タイヤに滑り止めの 措置を取るよう定められています。雪や凍結が予想される地域を走る場合は、 早めに冬用タイヤへの交換を検討しましょう。
- 凍結しやすい場所。橋の上、トンネルの出入口、日陰の道路は、周囲より路面が凍りやすいとされて います。路面が濡れているように見えても、凍っていることがあります。
- 速度と車間距離。急ブレーキや急ハンドルを避け、速度を落として、車間距離を長めに取ることが 基本です。
- フロントガラスの霜・雪の除去。出発前に視界を確保することも大切です。
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Q&A:凍結・積雪路面の事故についてよくある質問
Q. 凍結・積雪路面の事故は全国で何件ありますか?
A. 令和7年(2025年)の人身事故287,023件のうち、路面が凍結または積雪していた事故は4,388件(約1.5%)です。
Q. 凍結・積雪路面の事故は、いつ多いですか?
A. 冬に集中しています。このデータでは、凍結・積雪路面の事故の約97%が12月から3月に起きています。
Q. 凍結・積雪路面では、事故が重大になりやすいですか?
A. このデータでは、人身事故のうち死亡事故の割合は、凍結・積雪路面で約1.50%、乾燥路面で約0.85%でした。凍結・積雪路面のほうが約1.8倍高くなっています。ただし、車の速度や道路の種類など、ほかの条件の違いも影響している可能性があります。
Q. 凍結・積雪路面の事故が最も多い都道府県はどこですか?
A. 件数では北海道で、1,796件(全国の約41%)です。
まとめ
凍結・積雪路面の人身事故は全体の約1.5%ですが、約97%が12〜3月に集中し、死亡事故になる割合は乾燥路面の約1.8倍でした。雪の少ない地域でも、降雪の日には事故が 起きています。冬の運転では、早めの備えと、速度を落とした運転を心がけましょう。
出典:警察庁「交通事故統計情報のオープンデータ」(令和7年本票)を加工して作成。人身事故は、死者または負傷者が出た交通事故で、物損事故は 含まれません。
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