離婚率ランキング分析:西日本で高く、東北・北陸で低い理由
人口千人あたりの離婚件数を全国1,575自治体で比較すると、全国平均1.35に対し、都道府県単位では沖縄県・福岡県・大阪府など西日本の都市部で高く、島根県・富山県・新潟県など東北・北陸地方で低いという地域差が見られました。
公開日:2026年8月20日
データ更新日:2026年7月15日(e-Stat 公開データに基づき自動更新)
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離婚率は、婚姻率と同じく地域の家族構成の変化を示す 人口動態統計の1つです。今回は市区町村単位だけで なく、数値が振れやすい小規模自治体の影響を抑える ため、都道府県単位の平均もあわせて見ていきます。 全国1,575自治体の平均は1.35でした。
都道府県別 平均離婚率ランキング
| 順位 | 都道府県 | 平均値 |
|---|---|---|
| 上位1位 | 沖縄県 | 2.10 |
| 上位2位 | 福岡県 | 1.72 |
| 上位3位 | 大阪府 | 1.58 |
| 上位4位 | 鹿児島県 | 1.54 |
| 上位5位 | 宮崎県 | 1.52 |
| 下位1位 | 島根県 | 0.97 |
| 下位2位 | 富山県 | 1.01 |
| 下位3位 | 新潟県 | 1.04 |
| 下位4位 | 秋田県 | 1.05 |
| 下位5位 | 山形県 | 1.06 |
上位には沖縄県・福岡県・大阪府・鹿児島県・宮崎県と、 西日本の都市部や人口の多い県が並びます。下位には 山形県・秋田県・新潟県・富山県・島根県と、東北・ 北陸地方が並びました。この地域差の要因を単純に 特定することは難しく、人口構成・就業構造・世帯 構成など、複数の要因が絡み合っていると考えられます。 断定的な理由づけは避け、あくまで観察された地域 パターンとして捉えるのが妥当です。
婚姻率との関係
離婚件数を婚姻件数と比べると、全国平均で婚姻件数54%程度の離婚件数が 発生している計算になります。婚姻率ランキング分析の 記事で見た通り、婚姻件数の多い都市部では離婚件数も 相対的に多くなる傾向があり、これは母数となる 世帯数・人口の多さが影響している面が大きいと 考えられます。
市区町村単位の数値には注意が必要
市区町村単位のランキングでは、沖縄県竹富町のような 人口数千人規模の自治体が上位に来ることがありますが、 これは離婚件数が数件増減するだけで、人口あたりの 数値が大きく変動するためです。今回3自治体で離婚件数が0件だったことも、同じ理由に よるものです。市区町村単位の順位よりも、都道府県 単位の傾向の方が、統計的には安定した比較が できます。
データを読むときの注意点
離婚率は、地域の「暮らしやすさ」や「家族の 幸福度」を直接示す指標ではありません。単身赴任や 転居のタイミング、届出地と実際の居住地の違いなど、 様々な事情が数字に影響します。この統計を、特定の 地域や個人への価値判断に結びつけることは適切では ありません。
Q&A:離婚率ランキングについてよくある質問
Q. 離婚率(人口千人あたり)が最も高い自治体はどこですか?
A. 沖縄県竹富町(人口3,942人)が3.04で最も高い数値でした。ただし人口規模が小さい自治体のため、数件の増減で数値が大きく変動しやすい点にご留意ください。
Q. 離婚率には地域差がありますか?
A. 都道府県単位で平均すると、沖縄県(2.10)・福岡県・大阪府など西日本の都市部で高く、島根県(0.97)・富山県・新潟県など東北・北陸地方で低いという傾向が見られました。
Q. 離婚件数がゼロの自治体はどれくらいありますか?
A. 今回の集計対象1,575自治体のうち、3自治体では離婚件数が0件でした。多くは人口規模が小さい自治体で、そもそもの件数が少ないために起こりやすい統計上の現象です。
まとめ
離婚率には、都道府県単位で見ても一定の地域差が あることが分かりました。ただしその要因は単純では なく、この統計だけで地域や個人を評価することは できません。婚姻率ランキングとあわせて、人口動態の 一側面として参考にしていただければと思います。