「オフィス街はランチ激戦区」というイメージを、データで確認 してみます。本サイトの昼夜間人口比率(通勤・通学による人口の 流入出)と、夜間人口(住民)1,000人あたりの飲食店数を、人口5万 人以上の525都市で突き合わせました。
昼間人口比率TOP15と飲食店密度
1位の東京都 千代田区は昼夜間人口比率1355.4%、 住民1,000人あたりの飲食店数は45.4件と、 いずれも他を大きく引き離しています。上位には東京都心部の オフィス街(中央区・港区・新宿区・渋谷区)が並びます。
相関係数0.87 ── かなり強い関係
昼間人口比率と飲食店密度の相関係数は0.87でした。本サイトで扱ってきた指標の中でも際立って強い相関で、 「通勤者が多く流入する街ほど、住民数に対して飲食店が多い」 という関係は、データ上かなりはっきりしています。全都市平均の 飲食店密度は住民1,000人あたり3.8件でした。
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データを読むときの注意点
飲食店数は「夜間人口(住民)あたり」で計算しているため、 オフィス街のように昼間人口が極端に多い地域では、実際の 利用者数(通勤者を含む)に対する飲食店の充実度としては、 この数値より緩やかである可能性があります。住宅街の 飲食店事情を知りたい場合は、昼夜間人口比率が100%に近い 都市同士で比較する方が実態に近くなります。
Q&A:昼間人口比率と飲食店密度についてよくある質問
Q. 昼間人口比率と飲食店密度には関係がありますか?
A. 人口5万人以上の525都市で相関係数を計算したところ0.87と、本サイトで扱う指標の中でもかなり強い相関でした。昼間人口比率が高い(=通勤者が多く流入する)街ほど、住民数に対して飲食店の数が多い傾向がはっきり表れています。
Q. 住民1,000人あたりの飲食店数が全国で一番多いのはどこですか?
A. 東京都 千代田区で、夜間人口(住民)1,000人あたり45.4件です。全国平均(3.8件)の10倍以上にのぼります。
Q. なぜオフィス街で「住民あたり」の飲食店数が跳ね上がるのですか?
A. 飲食店の主な客層は住民ではなく、日中に通勤してくるオフィスワーカーだからです。住民数を分母にすると、実際の利用者数に対して分母が極端に小さくなり、数値が跳ね上がります。
まとめ
昼間人口比率と飲食店密度には、相関係数0.87という強い関係が見られました。ただしこれは「住民が外食好き」 ということではなく、通勤者というデータに表れにくい客層が 飲食店需要を支えていることの裏返しです。住民あたりの数値を 見るときは、その街が「住宅街」か「オフィス街」かを念頭に 置くことが大切です。
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出典:本サイト集計(市区町村別昼夜間人口・飲食店数データ)。対象は 人口5万人以上の525都市。